インテルのatom搭載のマザーボードD525MWのPCに、VMware ESXi 5.0をインストールしたお話です。2011年9月の記事ですが…参考になりそうなのでこちらにコピーしておきます。
インテルのatom搭載のマザーボードD525MWのPCに、VMware ESXi 5.0をインストールした。
NICなどのドライバの追加など面倒なことは一切せず、普通にインストールできて動きました。
ゲストOSにはCentOS 6.0 64bit(Linux)と、Windows 2003 Server 32bit が動作中。
WindowsはUSBのプリンタサーバとしても、問題なく動作。
ちょっと冒険だったけど、VMware ESXi ライフの始まりです。
[サーバの構成]
メインボード: intel D525MW (7,000円ぐらい)
RAM: DDR3 SO-DIMM 2.0GB x 2 (3,000円ぐらい)
HDD: SATA 2.0TB (7,000円ぐらい)
DVD: 外付け USB(インストール時のみ使用)
プリンタ: EPSON PX-740A
ケース: 昔使ってたもの
電源: 昔使ってたもの
※電源の20pin=>24pin変換ケーブルや、補助電源の変換ケーブルを購入(合わせて1,000円ぐらい)
Atom D525 は、2コア4スレッド。
Windows 2003 Server と CentOS 6.0が動いているけど、どちらも4スレッド(2コアのCPUが2つという設定)ずつ割り当てています。(こういう設定もできちゃいます)
いろいろ試したんだけど、どちらのサーバも普段はアイドル状態だし、ピンポイントでしっかり動いてくれるから、これが一番パフォーマンスいいみたい。
で、相変わらず順調に動いています。
1つ気になると言えば、ネットワークでファイルを転送すると、えらいCPUを食って、しかも転送が遅い。まあ、これぐらいは仕方ないかね。
寒くなってきて、HDDの温度は常に40度行くことはないです。
CPUは45度ぐらいで安定。
データストアのファイルを直接ゲストに転送する方法がわからず、今まではVMwareクライアントでデータストアからパソコンに落とし、ゲストにFTPで転送していた。
でも、どうやらscpコマンドを使って転送できることがわかった。
やり方は、
(1)ESXiにsshでログイン
(2)データストアの該当ファイルがあるフォルダに移動
(3)scpコマンドでゲストOSにファイルをコピー
の3ステップです。
(1)ESXiにsshでログイン
TeraTerm等を使って、ESXiにsshでログインします。
(2)データストアの該当ファイルがあるフォルダに移動
下記フォルダが各データストアのルートになります。
/vmfs/volumes/[データストア名]
さらに該当ファイルがあるフォルダに進みます。
(3)scpコマンドでゲストOSにファイルをコピー
下記コマンドで、ゲスト(Linux)にコピーします。
$ scp [ファイル名] [アカウント名]@[ゲストのIP or FQDN]:[コピー先ディレクトリのフルパス]
その後[アカウント名]に対するパスワードを聞かれるので入力する。
以上で完了となります。